次の記号を断わりなく使用する.
:自然数全体の集合 |
:整数全体の集合 |
:有理数全体の集合 |
:実数全体の集合 |
:複素数全体の集合 |
集合を構成している個々の対象をその集合の元,要素(element)とよぶ. が集合の元であることを(あるいは)で表し, が集合の元でないことを (あるいは )で表す. 複数の元 が集合の元であることを で表す.
は自然数であるから である.は自然数ではないから である.は有理数であるが,は有理数ではないので である.また はすべて実数だから である.
二つの集合とに対し,の元との元がすべて一致するとき,すなわちの元はすべての元であり の元はすべての元であるとき,とは同じ集合()であると考える(外延性の公理).
TAKAHASHI Makoto : http://herb.h.kobe-u.ac.jp/